新入社員が有給を使うときのマナーは?
こんな疑問を解決します!
こんにちは!よひと(@yohito_skrjm)です。
給料をもらいながら休める有給ですが、有給の申請だけでなく様々なマナーが必要です。
特に新入社員は入社してから間もなく、有給のマナーがなっていないと悪い印象になってしまいます。
私は新入社員時代にマナーを意識して有給を使っていたので、特に不利益を被らずに済みました。
そんな私が本記事で新入社員が有給を使うときのマナーを解説します。
実体験をもとに解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
- 有給とは?
- 新入社員でもマナーを守れば有給が使える
- 新入社員が有給をとるときのマナー
- 有給の使い方
- 有給の理由を言う必要はない
- 新入社員はいつから有給が使える?
有給とは?
有給とは「年次有給休暇」が正式名称であり、有給についてのポイントは下記のとおりです。
- 有給を使うと給料をもらいながら休める
- 有給の日数は会社による
- 有給は年度で持ち越しできる
- 会社の指定有給日がある
ひとつずつ詳しく解説します。
有給を使うと給料をもらいながら休める
有給を使うと本来仕事の平日でも、給料をもらいながら休めます。
もし有給を使わずに仕事を休むと、欠勤になって月給やボーナスが減額されます。
しかし、有給を使えば公式に休めるので、平日に休日を挟んだり、3連休にしたりできます。
有給は会社員の権利です。
有給の日数は会社による
有給は年〇〇日と決められており、会社によってその日数は違います。
大企業であれば20日以上、中小企業で10~20日ほど有給が与えられます。
年によって有給の付与日数が変わることはなく、毎年同じ日数がもらえます。
私は22日でした。
有給は年度で持ち越しできる
当年度に指定日数の有給を使いきれなかった場合、翌年に持ち越すことができます。
しかし、有給の有効期限は2年であり、今年持ち越した分は来年には消えてしまいます。
持ち越しの最大日数も会社によって規定があり、約40日ほどです。
忙しいと未使用の有給がどんどん消滅していきます。
会社の指定有給日がある
大型連休や年末年始などは、会社があらかじめ指定して有給日にしていることがあります。
指定有給日の日数分だけ、保持している有給日数から引かれます。
そのため、自由に使える有給日数は付与された日数から指定日数を引いた分になります。
私は年に4回の指定週休日があります。
新入社員でもマナーを守れば有給が使える
一般に新入社員は有給が取りづらいというイメージがあると思います。
しかし、適切なマナーを守っていれば、新入社員でも気持ちよく有給を使えます。
新入社員が有給を使うときのマナーがないと、「身勝手に休む社員」として印象が悪いです。
逆に、マナーがなっている新入社員が有給を使っても、上司はそこまで気にしません。
無用なトラブルを避けるためにも、新入社員が有給をとるときはマナーを意識しましょう。
新入社員が有給を取りづらい理由と対処法については、下記の記事で詳しく解説しています。
新入社員が有給をとるときのマナー
新入社員はまだまだ一人前には程遠いので、有給のマナーはしっかり守りましょう。
新入社員が有給を使うときのマナーは下記のとおりです。
- 有給の取得日は繁忙期を避ける
- 有給の希望日を早めに相談する
- 有給取得日までに業務の引継を済ませる
- 有給取得を関係者に事前連絡する
- 有給で休んだあとはお礼を伝える
ひとつずつ詳しく解説します。
有給の取得日は繁忙期を避ける
新入社員が有給を使うときのマナーとして、有給の取得日は繁忙期を避けましょう。
繁忙期とは1年の中で仕事が忙しい時期であり、有給で休まれると会社が困ります。
閑散期なら忙しくないので、新入社員のうちは繁忙期以外に有給を取るのがマナーです。
どうしても外せない用事なら話は別です。
有給の希望日を早めに相談する
新入社員が有給を使うときのマナーとして、有給で休みたい旨をなるべく早めに相談しましょう。
直前に有給を使おうとしても仕事との折り合いがつかず、有給が使えないこともあります。
早めの相談があれば上司も仕事の調整ができるので、なるべく早めに相談するのがマナーです。
最低でも1週間前には相談しましょう。
有給取得日までに業務の引継を済ませる
新入社員が有給を使うときのマナーとして、有給取得日までに業務の引継ぎを済ませておきましょう。
有給当日は自身が関わる業務が進まないため、代わりの社員が担当します。
引継ぎがないと代わりの社員が質問できずに困るので、事前に業務を引き継いでおきましょう。
1枚の紙にまとめて渡すと好印象です。
有給取得を関係者に事前連絡する
新入社員が有給を使うときのマナーとして、有給で休むことを関係者へ事前に連絡しておきましょう。
当日にあなたが関わる業務が発生し、有給で連絡がつかないと周囲の社員が困ります。
事前の連絡があれば周りの社員もフォローできるので、関係者に連絡を入れるのはマナーです。
メールや出勤表で連絡しましょう。
有給で休んだあとはお礼を伝える
新入社員が有給を使うときのマナーとして、有給の休み明けにお礼を伝えましょう。
新入社員は下っ端の立場であり、有給は権利とは言え、休む暇があれば仕事を覚えるべきと思われがちです。
そんな中、有給で休んでいるので、休み明けは軽くでいいのでお礼を伝えるのがマナーです。
「昨日はお休みを頂きありがとうございました」と伝えましょう。
有給の使い方
有給の使い方は下記の通りです。
- 有給を使いたいと上司に相談する
- 指定の書類提出や申請をする
- 関係者に有給で休むと伝えておく
ひとつずつ詳しく解説します。
1.有給を使いたいと上司に相談する
有給を使いたい日が決まったら、まずは上司に相談しましょう。
有給は会社員の権利なので、本来は有給の希望を上司は拒否できません。
前日に伝えるのは急すぎるので、3日以上前には相談すると良いでしょう。
早めに伝えた方がすんなり休みやすいです。
2.指定の書類提出や申請をする
上司から有給の許可が下りたら、有給に必要な書類提出や申請をしましょう。
うっかり忘れて当日に休んでしまうと、欠勤扱いとなってしまうかもしれません。
事前防止のために早めに手続きは済ましておくのがベターです。
後日勤怠に反映されます。
3.関係者に有給で休むと伝えておく
有給日が決まったら事前に関係者にその旨を伝えておきましょう。
あなたが当日有給であると知らずに仕事が滞ることがあるかもしれません。
周囲が困らないよう、事前に有給を使うと連絡しておきましょう。
当日その人が休みで困ることがよくありました。
有給の理由を言う必要はない
万が一有給の使い道を尋ねられても答える必要はありません。
ときには有給を使って思いっきり遊びに行くこともあるでしょう。
日本は休むのが悪という風潮があるので、有給の理由が遊びとは言いづらいです。
そんなときは「自己都合」と答えて問題ありません。
もっとも汎用的で突っ込まれないのは「親戚の葬式」です。
ぜひ参考にしてみてください。
新入社員はいつから有給が使える?
新入社員に有給が付与されるタイミングは下記のパターンがあります。
- 労働基準法に準拠する場合
- 大手企業の場合
ひとつずつ詳しく解説します。
労働基準法に準拠する場合
有給について労働基準法で定められた最低限の基準を満たす場合は下記の通りです。
- 入社して6か月後に付与
- 最低限の日数は10日
- 年数が経つごとに+1日増える
入社して半年は有給がもらえず、風邪などで休むと欠勤扱いになってしまいます。
労働基準法に基づくと有給の日数が少なく、2年目で11日、3年目で12日です。
最低限の有給日数の会社は聞いたことがありません。
大手企業の場合
大手企業の場合は有給が入社1日目から付与されており、入社してからいつでも使えます。
有給の日数も多く、入社何年目であろうと同じ日数が毎年付与されることが多いです。
しかし、大手企業は仕事が忙しく、日数が多くてもすべて使い切る社員はごく少数です。
私の会社は22日/年でした。
まとめ
本記事では新入社員が有給を使うときのマナーについて解説しました。
新入社員のうちは仕事がなかなか覚えられず、有給取得に気をつかうことが多いです。
しかし、本記事で紹介したマナーを守れば、新入社員でも有給を気持ちよく使えます。
ぜひ皆さんもマナーを守って有給休暇を楽しみましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。